医療法人社団 慈泰会 立川皮膚科クリニック

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医療コラム

「第122回 マスクによる白ニキビ」 2022年2月25日付 「リビング多摩 」に掲載されました

普段、にきびができることはないのに、マスクを着けるようになってから、毛穴がつまって白いポツポツしたにきびが額にできるようになった。

こんな悩みを持つ人が増えています。この症状について日本皮膚科学会認定皮膚科専門医・立川皮膚科クリニックの伊東秀記先生に聞きました。

―この症状は?

これは、マスクを長時間着けることによってできる白にきびです。ポリウレタンや布のマスク、不織布でも立体型を着けている人に多くみられます。マスクを長時間着けていると呼気でマスク内が蒸れます。その蒸気がマスクの隙間から額に抜け、額も汗をかいているのと同じ状態になります。一見潤っているように感じますが、水分が奪われ、肌の乾燥の原因になります。乾燥すると皮膚が厚くなって毛穴が小さくなり、毛穴から皮脂が排出されず、白にきびになります。

―治療方法を教えてください

白にきびは毛穴のつまりを取る外用剤や抗菌作用がある外用剤を組み合わせて治療します。強いつまりには、グリコール酸、サリチル酸を主体とした薬剤を塗布します(自由診療・顔全体6600円)。炎症を起こしているわけではないので、抗生剤では改善しません。マスクを長時間着けることによって白にきびだけでなく、皮脂分泌量のバランスが崩れ、脂漏性皮膚炎が悪化したり、肝斑が摩擦で悪化するなど、以前からあった症状が進む場合がありますので、まずは皮膚科で相談してください。

20220225立川皮膚科クリニック様_第122回

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