医療法人社団 慈泰会 立川皮膚科クリニック

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医療コラム

「第88回 マラセチア毛包炎」2019年4月12日付「リビング多摩 」に掲載されました

背中のニキビ状のポツポツが治りません

マラセチア毛包炎の可能性があります

背中にニキビのような赤い丘疹ができる「マラ セチア毛包炎」について日本皮膚科学会認定皮膚科専門医で、立川皮膚科クリニック院長の伊東秀記先生に聞きました。

―症状は?
「背中や肩、胸や二の腕などにニキビに似た赤い丘疹が多発します。ニ キビに似ていますが、痒み、痛みはないことが多く、皮脂がつまっていないのが特徴です」

―原因は?
 「体にできるニキビの多くはマラセチア菌というカビの繁殖が原因です。真菌の一種で、皮脂分解酵素のリパーゼを分泌し、皮脂が分解されて炎症物質に変化したり、菌に対する免疫反応が起きて炎症を起こすことも。ステロイドなど塗り薬の副作用で合併して発 生する場合もあります」

―治療法は?
「イミダゾール系抗真菌薬の外用薬を処方します。治りにくい場合は、菌の繁殖を抑える内服薬を処方します。常在菌なので治療をやめると再発を繰り返すこともあり、十分な治療が必要です。毛穴に詰まるタイプや薬剤耐性を持つニキビの場合、すぐには治りません ので、自己判断をせずに、皮膚科の医師に相談をしてください」

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