「第103回 多形日光疹・日光じんましん」 2020年7月24日付 「リビング多摩 」に掲載されました|立川皮膚科クリニック|立川駅南口徒歩2分の皮膚科クリニック

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医療コラム

「第103回 多形日光疹・日光じんましん」 2020年7月24日付 「リビング多摩 」に掲載されました|立川皮膚科クリニック|立川駅南口徒歩2分の皮膚科クリニック

「第103回 多形日光疹・日光じんましん」 2020年7月24日付 「リビング多摩 」に掲載されました

日光に当たったら腕や胸元に発疹ができました
「多形日光疹」か 「日光じんましん」の可能性が

日光に当たった腕や胸元に発疹が出ることがあります。この症状について日本皮膚科学会認定皮膚科専門医で立川皮膚科クリニック院長の伊東秀記先生に聞きました。

―病名は何でしょうか?

「多形日光疹または日光じんましんと思われます。外出後しばらくしてできる粟粒ぐらいの赤くてかゆい発疹は多形日光疹で、症状は赤み、丘疹、水ぶくれなど、さまざまです。一方、日光じんましんは日光に当たってすぐに強いかゆみを伴う赤い隆起や腫れができます。日陰や室内に入ると、治まり跡が残りません。」

―原因は?

「どちらも軽度の光線過敏症の一種です。多形日光疹は紫外線に対する紫外線に、過敏性より皮膚内にアレルゲンができ、アレルギー反応を起こしている状態です。 太陽光線の強まる5・6月から始まり、秋まで続くことが多いです。日光じんましんは可視光線によるアレルギー反応が原因。繰り返して発症することもあります。」

―治療法は?

「かゆみが強い場合、抗アレルギー剤の内服薬やステロイド剤の外皮用薬などの炎症を抑える薬を処方します。日光じんましんは抗ヒスタミン剤を処方する場合もあります。日光が発症の原因なので、日焼け止めをつける、日傘を使うなどの工夫も大事です。」

20200724立川皮膚科クリニック様_第103回