「第42回先天性表皮水疱症の症状」2015年6月27日号の「リビング多摩」に掲載されました。|立川皮膚科クリニック|立川駅南口徒歩2分の皮膚科クリニック

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医療コラム

「第42回先天性表皮水疱症の症状」2015年6月27日号の「リビング多摩」に掲載されました。|立川皮膚科クリニック|立川駅南口徒歩2分の皮膚科クリニック

「第42回先天性表皮水疱症の症状」2015年6月27日号の「リビング多摩」に掲載されました。

軽くこすっただけでも皮膚に水疱ができます
遺伝性の先天性表皮水疱症の疑いがあります

乳幼児期から、ごく軽い刺激で体に水疱ができることがあります。
この症状について「立川皮膚科クリニック」の伊東秀記院長に聞きまし た。
「〝先天性表皮水疱症〟の疑いがあります。生後まもなくや幼少時に発症し、
こすれたり、ぶつかったりするなどの軽微な刺激で、手足などの皮膚に容易に水疱が
でき、やがて破れてただれます。夏になると病状が悪化し、冬には軽くなります。
重症例は昭和62年に難病指定された特定疾 患です」

―原因は?
 「遺伝子異常が原因で、表皮の一番下にある細胞の異常が原因で発症します。父・母
いずれかの親に病歴があれば、発症する可能性があります。問診の際に伝えてください」

―治療法は?
 「ステロイド外用薬を処方します。水疱は治癒したり新しくできたりを繰り返し、
思春期以降は、病状が軽くなる傾向があります。間違いやすい症状に
〝とびひ〟(伝染性膿痂疹)があり、この疾患には抗菌剤を処方します。
原因が黄色ブドウ球菌による細菌感染によるものだからです。
正しい診断で治療を進めるためにも早めに皮膚科の受診を」

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