「第58回汗疱性湿疹の症状」2016年10月15日の「リビング多摩」に掲載されました。|立川皮膚科クリニック|立川駅南口徒歩2分の皮膚科クリニック

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医療コラム

「第58回汗疱性湿疹の症状」2016年10月15日の「リビング多摩」に掲載されました。|立川皮膚科クリニック|立川駅南口徒歩2分の皮膚科クリニック

「第58回汗疱性湿疹の症状」2016年10月15日の「リビング多摩」に掲載されました。

手指にできた小さな水ぶくれがかゆいです
「汗疱性湿疹」の疑いがあります

手指や手のひらに、中身が透明で小さな水疱が多数発症することがあります。この疾患について、日本皮膚科学会認定皮膚科専門医の立川皮膚科クリニック・伊東秀記院長に聞きました。

「手指の側面や、手のひらのだいたい決まった場所に、1〜2㎜程度の小さな水疱が多数くっつきあって現れる症状を汗疱と呼びます。通常かゆみはありませんが、経過によっては水疱が破れて汗疱状湿疹(異汗性湿疹)となり、痛みやかゆみがでてきます。次第に皮膚が乾燥して、鱗屑(りんせつ)となってはがれ落ちますが、洗剤の利用や、絆創膏などの使用で二次的に憎悪することもあります」

―原因は?
「皮膚や血管からの圧迫により、真皮内にある汗の管が通過障害を起こすことが原因です」

―治療法は?
「水疱ができていて、かゆみがある時はステロ イド外用薬を用いたり、皮膚に、かさつきのある時は、尿素またはサリチル酸配合の軟膏をこまめに使用します」

―症状が長引くときは?
「似た症状に白癬菌が原因の〝手水虫〞があります。抗真菌薬で治療します。手の湿疹が汗疱性湿疹か水虫か迷う時は、皮膚科の医師に相談を」

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