「第60回菌状息肉症の症状」2016年12月03日号の「リビング多摩」に掲載されました。|立川皮膚科クリニック|立川駅南口徒歩2分の皮膚科クリニック

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医療コラム

「第60回菌状息肉症の症状」2016年12月03日号の「リビング多摩」に掲載されました。|立川皮膚科クリニック|立川駅南口徒歩2分の皮膚科クリニック

「第60回菌状息肉症の症状」2016年12月03日号の「リビング多摩」に掲載されました。

何年も治らない湿疹が気になります
「菌状息肉症」の疑いがあります

やや褐色調の湿疹や乾燥肌のような症状が体幹やおしり、手足に出て、長年治らない…このような症状について、日本皮膚科学会認定皮膚科専門医の立川皮膚科クリニック・伊東秀記院長に聞きました。
「赤みを帯びた湿疹がステロイド外用治療にもかかわらず、何年も治らないときは皮膚リンパ腫の一種で〝菌状息肉症〞の疑いがあります」

―どんな病気ですか?
「皮膚リンパ腫の中でも悪性度の低いT細胞性リンパ腫と呼ばれるものです。病変部が
少なく早期病変の場合、ほとんどの人が安定した状態で10 数年かけてゆっくりと進行
しますが、一部の人は患部が腫瘤となりリンパ 節の腫れ、他臓器への転移がみられる
ことも」

―診断は?
「早期は湿疹と見分けがつかず診断の難しい病 気です。皮膚所見、皮膚の組織検査などの検査をして診断を確定します」

―治療方法は?
「ステロイド剤の外用、紫外線療法を行います。症状が進行した場合は抗 がん剤での
治療が必要になることもあります。長引く湿疹は一度医師に相談を」

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