「第78回多形日光疹の症状」2018年6月16日号の「リビング多摩」に掲載されました。|立川皮膚科クリニック|立川駅南口徒歩2分の皮膚科クリニック

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医療コラム

「第78回多形日光疹の症状」2018年6月16日号の「リビング多摩」に掲載されました。|立川皮膚科クリニック|立川駅南口徒歩2分の皮膚科クリニック

「第78回多形日光疹の症状」2018年6月16日号の「リビング多摩」に掲載されました。

半袖で外出したら腕や胸に発疹がでました
「多形日光疹」の可能性があります

気温が上がって半袖シャツを着始める季節。外出から帰ってしばらくすると、腕や胸元に発疹が出ることがあります。この症状について日本皮膚科学会認定皮膚科専門医で、立川皮膚科クリニック院長の伊東秀記先生に聞きました。

―病名は何でしょうか?
「初夏の頃、外出後に腕や胸もとなどにできる、粟粒ぐらいの赤くてかゆい発疹は
〝多形日光疹〟と思われます。症状は赤み、丘疹、水ぶくれなど〝多形〟の病名の通り 症状はさまざまです。また、顔や首など普段から日光によく当たる部位には耐性が見られ、発疹が軽度なのもこの病気の特徴です」

―原因は?
「軽度の光線過敏症の一種です。紫外線(UV A・UVB)に対する過敏性があり、
紫外線により皮膚内にアレルゲンができ、アレルギー反応を起こしている状態です。
子どもからシニアまで広い年齢で発症します」

―発症の時期は?
「太陽光線の強まる5・6月から始まり、秋まで続くことが多いです」

―治療法は?
「かゆみが強い場合、抗アレルギー剤の内服薬やステロイド剤の外皮用薬などの炎症を
抑える薬を処方します。紫外線が原因なので、日焼け止めをつける、日傘を使うなどの
工夫も大事です」

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