「第82回モンドール病の症状」2018年10月13日号の「リビング多摩 」に掲載されました。|立川皮膚科クリニック|立川駅南口徒歩2分の皮膚科クリニック

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医療コラム

「第82回モンドール病の症状」2018年10月13日号の「リビング多摩 」に掲載されました。|立川皮膚科クリニック|立川駅南口徒歩2分の皮膚科クリニック

「第82回モンドール病の症状」2018年10月13日号の「リビング多摩 」に掲載されました。

胸の下あたりに筋が浮き出たような隆起が出きました
「モンドール病」の可能性があります

胸から腹部、または脇から腕にかけて、太さ数㎜、長さ数㎝から数十㎝ある、線状のしこりのようなものができることがあります。この症状について、日本皮膚科学会認定皮膚科専門医の立川皮膚科クリニック院長・伊東秀記先生に聞きました。

—どんな病気ですか?
「前胸部に索状硬結が皮膚表面に隆起しているので、モンドール病だと考えられます。
皮下静脈の血栓性静脈炎かリンパ節炎です。圧痛を感じたり、ひきつれたように感じる
場合もありますが、自覚症状はあまりありません」

—原因は?
「激しい運動や過度の労働、きつい衣服や下着などで、局部的に血液やリンパの流れが
悪くなり、うっ滞することによって発症すると考えられています。手術後など、原因不明の場合もあります。30代から50代の女性が多いといわれていますが、男性がかかることもよくあります」

—治療法は?
「数週間の経過で自然に快癒することが多く、確定診断をつけるための検査中に治ることもあります。痛みがひどい場合は、ステロイド剤の外皮用薬などの炎症を抑える薬を処方します。まれに治りにくい場合や再発することもあるので、まずは皮膚科の医師に相談し ましょう」

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