「第84回 表在性脂肪腫性母斑の症状」2018年12月8日付「リビング多摩 」に掲載されました|立川皮膚科クリニック|立川駅南口徒歩2分の皮膚科クリニック

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医療コラム

「第84回 表在性脂肪腫性母斑の症状」2018年12月8日付「リビング多摩 」に掲載されました|立川皮膚科クリニック|立川駅南口徒歩2分の皮膚科クリニック

「第84回 表在性脂肪腫性母斑の症状」2018年12月8日付「リビング多摩 」に掲載されました

できものが大きくなってきたのが気になっています

「表在性脂肪腫性母斑」かもしれません

皮膚にやわらかい淡黄 色で直径数 cm までの隆起 した、できもののような 結節が生じることがあり ます。この症状について、 日本皮膚科学会認定皮膚 科専門医・立川皮膚科ク リニックの伊東秀記院長 に聞きました。

どんな病気ですか?
 「表在性脂肪腫性母斑 とは、皮膚の真皮内にあ る脂肪組織が異所性に繁 殖して母斑をつくる疾患 です。単発型と多発型があり、単発型は大人に多 く発症して、有茎性の小 結節が体のどの部位にで も生じます。多発型はや わらかい小さな結節が、 帯状あるいは島状に集ま っているのが特徴で、背 面や臀部、大腿部などに 生じることが多く、よく10 歳以下の子供に発症す ることがあります。痛み などの自覚症状はありま せん」

原因は?
「発症の原因はいまだに不明ですが、真皮血管 周囲の未分化な間葉系細 胞から発生した、脂肪芽 細胞が関与しているので はないかといわれていま す。遺伝性はありません」

治療法は?
 「自然に消滅すること はなく、治療をしないと 結節が徐々に拡大し周辺 組織を圧迫するケースも あるため、手術で切除し ます。詳細や気になるこ とは、皮膚科の医師に相 談してください」

20181208立川皮膚科クリニック