「第90回 多形日光疹」 2019年6月14日付 「リビング多摩 」に掲載されました|立川皮膚科クリニック|立川駅南口徒歩2分の皮膚科クリニック

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医療コラム

「第90回 多形日光疹」 2019年6月14日付 「リビング多摩 」に掲載されました|立川皮膚科クリニック|立川駅南口徒歩2分の皮膚科クリニック

「第90回 多形日光疹」 2019年6月14日付 「リビング多摩 」に掲載されました

今年初めて半袖で外出したら腕に発疹が
「多形日光疹」かもしれません

衣替えのシーズンになりました。この時季、半袖で外出した後、腕や胸元に発疹が出ることがあります。この症状について日本皮膚科学会認定皮膚科専門医で、立川皮膚科クリニック院長の伊東秀記先生に聞きました。

―症状は?
「初夏のころ、半袖の服を着て外出した後、腕や胸元など肌を露出していた部分に赤くてかゆみを伴う発疹が出たら、その湿疹は“多形日光疹”と思われます。成人女性に 多く、名前の通り“多形” で、赤みのほか、丘疹、 水ぶくれになるなど、症 状はさまざまです」

―原因は?
「軽度の光線過敏症の一種で、紫外線により皮膚内にアレルゲンがで き、アレルギー反応を起こします。普段から日光に当たっている顔や首などには耐性があるため、 発疹が出ても軽度なのが特徴です。 紫外線が強まる5・6月から始まり、秋ごろまで続くことが多いです」

―治療法は?
「かゆみが強い場合は抗アレルギー剤の内服薬やステロイド剤の外皮用薬を処方します。
これからの季節は、帽子や日傘、日焼け止めなど紫外線対策を工夫し て、直射日光を避ける工 夫も大切です。外出後、赤みがなかなか引かない場合は、皮膚科の医師に相談をしてください」

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