「第94回 掌蹠膿疱症」 2019年10月25日付 「リビング多摩 」に掲載されました|立川皮膚科クリニック|立川駅南口徒歩2分の皮膚科クリニック

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医療コラム

「第94回 掌蹠膿疱症」 2019年10月25日付 「リビング多摩 」に掲載されました|立川皮膚科クリニック|立川駅南口徒歩2分の皮膚科クリニック

「第94回 掌蹠膿疱症」 2019年10月25日付 「リビング多摩 」に掲載されました

手のひらや足の裏の水疱が治りません

「掌蹠膿疱症」の可能性があります

手のひらや足の裏に小 さな水疱ができ、それが 広がっていくことがあり ます。この症状について 日本皮膚科学会認定皮膚 科専門医で、立川皮膚科 クリニック院長の伊東秀 記先生に聞きました

―症状は?
「“手湿疹”と間違えられることもありますが、足の裏にも出たり、痛みを伴なうようであれば『掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)』を疑います。小さな水疱が次第に黄色く膿をもち、その後かさぶたになって皮膚の角層がはがれてきます。掌蹠膿疱症性骨関節炎という合併症を発症し、胸の鎖骨部の関節に強い腫れや痛みを生じることもあります」

―原因は?
「金属アレルギーや扁桃腺炎、喫煙も関係していると言われますが、はっきりとした原因が分かっていません。膿疱性乾癬の類似疾患ではないかとも考えられています」

―治療法は?
「ビタミンD3軟膏やステロイド軟膏で膿疱を抑えます。皮膚の細胞増殖や炎症を抑制する紫外線療法も行います。慢性化していることが多く、治療には時間がかかります。まずは皮膚科の医師に相談を」

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