「第16回日光角化症」2013年4月13日号「リビング多摩」に医療コラムが掲載されました。|立川皮膚科クリニック|立川駅南口徒歩2分の皮膚科クリニック

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医療コラム

「第16回日光角化症」2013年4月13日号「リビング多摩」に医療コラムが掲載されました。|立川皮膚科クリニック|立川駅南口徒歩2分の皮膚科クリニック

「第16回日光角化症」2013年4月13日号「リビング多摩」に医療コラムが掲載されました。

顔にカサカサした湿疹があり湿疹用の薬を塗っても治りません。
前がん状態の「日光角化症」の疑いがあります。

 
顔や手の甲に淡い茶色から赤茶色の発疹があり、触ると表面が硬く、皮膚がぼろぼろとむけることがあります。 
この症状について、日本皮膚科学会認定皮膚科専門医・立川皮膚科クリニックの伊東秀記先生に聞きました。
 
「炎症を抑える適切な湿疹用の薬を2週間以上塗っても改善しない場合〝日光角化症〟の疑いがあります。紫外線のよく当
たる顔、手の甲などに発生する病気で、高齢になるほど発生頻度は高まりますが、若年層にも増えている病気です。
 
放置すると表皮内で異常な角化細胞が増殖し、可能性として有棘(ゆうきょく)細胞がんに進行する恐れのある、前がん
状態です。良性腫瘍の〝脂漏性角化症〟と間違えやすく、患部に混在して発症している場合もあるので、注意が必要です」

―診断方法は?
 
「皮膚の状態を医療用の拡大鏡・ダーモスコピーで視診し、加えて組織検査を行います」
 
―どのような治療法がありますか?
 
「液体窒素による凍結療法や、皮膚の切除手術、外用剤による治療があります。患者の年齢や症状により、治療方針が異なります。皮膚科に相談を」