「第35回アナフィラクトイド紫斑」2014年11月29日号「リビング多摩」に医療コラムが掲載されました。|立川皮膚科クリニック|立川駅南口徒歩2分の皮膚科クリニック

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医療コラム

「第35回アナフィラクトイド紫斑」2014年11月29日号「リビング多摩」に医療コラムが掲載されました。|立川皮膚科クリニック|立川駅南口徒歩2分の皮膚科クリニック

「第35回アナフィラクトイド紫斑」2014年11月29日号「リビング多摩」に医療コラムが掲載されました。

足に赤いポツポツが多数出てきました。少し前に高熱がでましたが関係ありますか?
「アナフィラクトイド紫斑」の疑いがあります。

ひざ下を中心に赤くて、若干隆起した固いポツポツがいくつも出ることがあります。この症状について、日本皮膚科学会認定皮膚科専門医・立川皮膚科クリニックの伊東秀記先生に聞きました。

「足、特にひざ下に鮮明な紅色の皮疹が一挙に出て、次第に赤みのある紫に変化する場合〝アナフィラクトイド紫斑〟の疑いがあります。子供に多く、成人は全体の10%程度です。再発する人もいます」

―原因は?
 
「原因は不明ですが、この疾患の前駆症状として、溶連菌などの細菌感染による発熱、頭痛、疲労感などの症状がみられることもあります」

―診断は?
 
「視診で判断できますが、紫斑のできる他の疾患(突発性血小板減少性紫斑病、血友病、白血病)などと区別することが重要です。強い腹痛を起こすこともあり〝虫垂炎〟と間違えられることも。腎炎を併発することがあり血液検査や組織検査が必要になります」

―治療方法は?
 
「まずは安静を保ち、軽度の時は止血剤や血管補強剤を投与します。重症化した場合はステロイド剤を投与することがあります。併発した疾患の治療も行います。まずは医師に相談を」