「第37回シワの種類と治療法」2015年1月31日号「リビング多摩」に医療コラムが掲載されました。
- 2016年6月30日
- 一般皮膚科
顔のシワが目立つようになりました。老け顔に見えて気になります。
静止ジワか表情ジワかによって治療法が異なります。
気になる顔のシワについて、日本皮膚科学会認定皮膚科専門医・立川皮膚科クリニックの伊東秀記先生に聞きました。
―シワの原因は?
「シワは顔の表情筋の収縮によってできます。長い年月をかけて深くなったシワを〝静止じわ〟と呼びます。同じ表情を繰り返すことでできるしわを〝表情ジワ〟と呼びます。年齢があがるとシワが深く、とれにくくなるのは真皮でハリと弾力を保っているコラーゲンやヒアルロン酸が減ったり、筋肉が衰えることが原因です」
―シワの治療法は?
「シワのタイプによって治療法が異なります。眉間の〝表情ジワ〟にはA型ボツリヌス菌注射(自由診療・眉間1回3万7000円)による治療があり、シワの原因を作っている筋肉の収縮を抑えます。
ホウレイ線など〝静止ジワ〟にはヒアルロン酸使用軟組織注入材の注射(自由診療・1本1cc4万3200円)があり、真皮内に注入することにより物理的に顔のシワや溝を補整します。効果の持続時間や、どの程度目立たなくするかを医師と相談したうえで治療を」