「第111回 形質細胞増多症」 2021年3月26日付 「リビング多摩 」に掲載されました|立川皮膚科クリニック|立川駅南口徒歩2分の皮膚科クリニック

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医療コラム

「第111回 形質細胞増多症」 2021年3月26日付 「リビング多摩 」に掲載されました|立川皮膚科クリニック|立川駅南口徒歩2分の皮膚科クリニック

「第111回 形質細胞増多症」 2021年3月26日付 「リビング多摩 」に掲載されました

背中に茶色の発疹ができ、増えてきました

形質細胞増多症の疑いがあります

家族から背中に茶色の発疹があると指摘されたものの、特に痛みやかゆみなどがないため放っておいたところ、徐々に発疹が増えてきた。このような症状について、日本皮膚科学会認定皮膚科専門医で立川皮膚科クリニック院長の伊東秀記先生に聞きました。

―この症状について教えてください

「形質細胞増多症の疑いがあります。形質細胞とは、白血球の一種であるBリンパ球(B細胞)が成長したもので、体内に細菌やウイルスが入ると抗体をつくって感染症や病気を防ぎます。この形質細胞が何らかの原因で増殖するのが形質細胞増多症です。皮疹は褐色~灰色斑で、体幹、特に背中に多くみられます。背中では皮疹が脊椎を中心に左右対称なクリスマスツリー状に分布し、痛み、かゆみなどの自覚症状はありません。皮疹が特徴的なので視診、触診、組織診断しますが、形質細胞増多症には、皮膚にだけ現れる皮膚形質細胞増多症のほか、リンパ節や他臓器に及ぶ全身性形質細胞増多症があります。これを見分けたり、他の病気と鑑別するため、血液検査や全身検査を行うこともあります」

―治療法は?

「ステロイドの外用や光療法(紫外線療法)で治療します。また、がんに進行する可能性のある単クローン性高γグロブリン血症を併発していることがあり、その場合は定期的な経過観察が必要です。

気になる症状があれば、まずは皮膚科の医師に相談してください」

202100326立川皮膚科クリニック様_第111回