「第126回 老人性色素斑」 2022年6月24日付 「リビング多摩 」に掲載されました|立川皮膚科クリニック|立川駅南口徒歩2分の皮膚科クリニック

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医療コラム

「第126回 老人性色素斑」 2022年6月24日付 「リビング多摩 」に掲載されました|立川皮膚科クリニック|立川駅南口徒歩2分の皮膚科クリニック

「第126回 老人性色素斑」 2022年6月24日付 「リビング多摩 」に掲載されました

マスクを取ったときに顔のシミが気になります
“老人性色素斑”はレーザーで治療します

マスクを外す場面が増えると気になるのが、こめかみやほお付近のシミです。メイクでも隠しきれないシミについて、日本皮膚科学会認定皮膚科専門医、立川皮膚科クリニックの伊東秀記先生に聞きました。

―顔のシミについて教えてください
 「顔面の、特にこめかみやほおなど日光(紫外線)に多く当たる部分にできる濃い褐色のシミの多くは〝老人性色素斑〟です。20代でも出現し、60代になると多くの人に見られます」

―原因は?
 「皮膚の表皮のメラニン細胞が、長時間日光にさらされることにより活性化して過剰なメラニンを作ります。長期間日光が当たる部分にできやすく、手の甲、腕の前面などにもできます」

―治療方法は?
 「レーザー照射で治療します。自由診療で、当院では1㎜3300円で行っています。照射後、一過性の色素沈着が起こる場合があります。徐々に落ち着きますが、気になる場合は、レーザーの再照射を行います。なお、老人性色素斑に似た疾患に、基底細胞がんや悪性黒色腫があります。特に悪性腫瘍の疑いがあれば、治療を始める前に皮膚組織の組織検査を行います。まずは皮膚科で鑑別を受けてから治療しましょう」

レーザー照射後、一時的に色素沈着で皮膚の色が濃くなっても、時間とともに落ち着いていきます

20220624立川皮膚科クリニック様_第126回