「第124回 固定性扁豆状角化症」 2022年4月22日付 「リビング多摩 」に掲載されました|立川皮膚科クリニック|立川駅南口徒歩2分の皮膚科クリニック

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医療コラム

「第124回 固定性扁豆状角化症」 2022年4月22日付 「リビング多摩 」に掲載されました|立川皮膚科クリニック|立川駅南口徒歩2分の皮膚科クリニック

「第124回 固定性扁豆状角化症」 2022年4月22日付 「リビング多摩 」に掲載されました

足の甲にカサカサした湿疹ができ治りません

固定性扁豆状角化症の可能性があります

足や手の甲に赤茶色のカサカサとしたポツポツができ、次第に増えていく…。この症状について日本皮膚科学会認定皮膚科専門医・立川皮膚科クリニックの伊東秀記先生に聞きました。

―この症状について教えてください

 「〝固定性扁豆状角化症〟の疑いがあります。フレーゲル病とも呼ばれるこの疾患は、足の甲や手の甲などに、1~5㎜ほどの赤褐色の扁平状の角化性丘疹が左右対象にでき、次第に増えていきます。かゆみや痛みはありませんが、カサカサした部分をはがすと点状に出血するのも特徴です。発症年齢は主に3050代で中高年に多くみられます。原因は不明です」

―治療法は?

 「ステロイド軟膏やビタミンD3軟膏を処方します。皮膚の細胞増殖や炎症を抑制する作用をもつ紫外線療法も併用します。

 固定性扁豆状角化症に似た症状の疾患として、穿孔性皮膚症、日光角化症などがありますので、鑑別診断ののち、治療を行います。症状がおさまらず長引く際は、まずは皮膚科の医師に相談してください」

 

20220422立川皮膚科クリニック様_第124回