「第140回 扁平苔癬様角化症」 2023年8月25日付 「リビング多摩 」に掲載されました|立川皮膚科クリニック|立川駅南口徒歩2分の皮膚科クリニック

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医療コラム

「第140回 扁平苔癬様角化症」 2023年8月25日付 「リビング多摩 」に掲載されました|立川皮膚科クリニック|立川駅南口徒歩2分の皮膚科クリニック

「第140回 扁平苔癬様角化症」 2023年8月25日付 「リビング多摩 」に掲載されました

かゆみがあって、赤みがかってきたシミにご用心!

加齢に伴い、顔や手の甲などに生じてくるシミ、その色が褐色から赤みがかってきたり、かゆみを伴うようになったら注意。日本皮膚科学会認定皮膚科専門医・立川皮膚科クリニック院長の伊東秀記先生に、扁平苔癬様角化症(へんぺいたいせんようかくかしょう)について、聞きました。

―扁平苔癬様角化症とは、どのようなもの?
 「簡単に言うと、老人性のシミが炎症を起こしてしまっている状態です。中年以降の女性の、顔や四肢にみられることが多く、全体的に周囲の皮膚から少し盛り上がっていたり、かゆみもあり、軽いふけのようなものが認められることもあります。原因はハッキリ分かっていませんが、日光による影響と考えられています」

―治療できますか?
 「レーザー照射で治療します。自由診療になりますが、当院では1㎜あたり3300円で行っています。1回の照射で取りきれない場合には、2回照射をおこなうこともあります。  
 扁平苔癬様角化症は、良性の腫瘍の一種です。特に心配することはありませんが、日光角化症などとの鑑別が必要です。まずはそのシミがどういうタイプなのか、皮膚科で正しく診断してもらいましょう。歳だからしかたがないと諦めたり、一人で悩まないで。気になるシミの色が赤っぽい、かゆみがあるなどの場合には、専門医に相談して下さい」

20230825立川皮膚科クリニック様_第140