「第144回 ホクロ(色素性母斑)」 2023年12月22日付 「リビング多摩 」に掲載されました|立川皮膚科クリニック|立川駅南口徒歩2分の皮膚科クリニック

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医療コラム

「第144回 ホクロ(色素性母斑)」 2023年12月22日付 「リビング多摩 」に掲載されました|立川皮膚科クリニック|立川駅南口徒歩2分の皮膚科クリニック

「第144回 ホクロ(色素性母斑)」 2023年12月22日付 「リビング多摩 」に掲載されました

気になるホクロはまず相談を!
タイプに応じて、治療できます

顔のホクロがこの頃大きくなったような気がして心配…。日本皮膚科学会認定皮膚科専門医・立川皮膚科クリニック院長の伊東秀記先生にホクロのことを聞きました。

―ホクロとは?

 「メラニンやメラノサイトと言われる物質が皮膚の一部に集まり、黒褐色の色素斑を形成したもので、「色素性母斑」「母斑細胞母斑(ぼはんさいぼうぼはん)」などと呼ばれます。ホクロは良性ですが、まれに、皮膚下の基底層の色素細胞ががん化して、黒みをおびた悪性黒色腫(メラノーマ)の場合があることも。ホクロかメラノーマかは区別がつきにくいので、心配なら、まずは皮膚科を受診して、診察を受けてください」

―ホクロを取り除くことはできますか?

 「良性であれば、そのままにしていても大丈夫。それでも気になるホクロは、手術(保険)やレーザーで除去できます。特に表皮にある小さめのものなら、わりと簡単に切り取れます。
 顔にあるホクロの多くは、図のような『ミーシャ型』。始めは1㎜程度の褐色の色素斑が皮膚の浅い部分に留まっていますが、その後徐々に成長していきますから、初期のうちにレーザーで治療してしまえば、手術よりは痕も少なく除去することができます。レーザー治療は1㎜8000円が基本です(自由診療)。
 いずれにしても1人で悩まないで、専門医に相談することが大事です」

20231222立川皮膚科クリニック様_第144