「第97回 顔のシワ」 2020年1月31日付 「リビング多摩 」に掲載されました
- 2020年3月5日
- 一般皮膚科
顔のシワが増えて気になります
シワのタイプによって治療法が異なります
写真や鏡を見るたびに気になる顔のシワについて、日本皮膚科学会認定皮膚科専門医で、立川皮膚科クリニック院長の伊東秀記先生に聞きました。
―原因は?
「シワは顔の表情筋の収縮によってできます。 年齢を重ねるとシワが深く、取れにくくなるのは真皮でハリと弾力を保っているコラーゲンやヒアルロン酸が減少したり、 筋肉が衰えることが原因です
―シワの種類は?
「シワには“静止ジワ” と“表情ジワ”の2つのタイプがあり、それぞれ治療法が異なります」
―治療法は?
「目の下のクマやホウレイ線など、年齢を重ねることで自然と深くなったシワを“静止ジワ”と言います。治療法はヒアル ロン酸使用軟組織注入材を真皮内の適切な箇所に注射することで、シワや溝を補正します。当院では1本1cc 5万円(税別・ 自由診療)で行っています。 また、目尻の笑いジワ や眉間、あごなど表情のクセがシワとして刻まれるのが“表情ジワ”です。 このタイプのシワには、 原因となっている筋肉の収縮を抑えるポツリヌストキシンA型注射の治療があります。当院では、眉間、左右両目尻それぞれ1回3万4000円(税別・自由診療)で行っています。効果の持続時間や、どの程度目立たなくするかは皮膚科の医師に相談を」