「第98回 ほくろ」 2020年2月28日付 「リビング多摩 」に掲載されました|立川皮膚科クリニック|立川駅南口徒歩2分の皮膚科クリニック

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医療コラム

「第98回 ほくろ」 2020年2月28日付 「リビング多摩 」に掲載されました|立川皮膚科クリニック|立川駅南口徒歩2分の皮膚科クリニック

「第98回 ほくろ」 2020年2月28日付 「リビング多摩 」に掲載されました

ほくろがいびつに大きくなって気になります
皮膚の「基底細胞がん」の疑いが

顔のほくろがデコボコ といびつに大きくなり気 になる。この症状について、日本皮膚科学会認定皮膚科専門医で、立川皮膚科クリニック院長の伊東秀記先生に聞きました。

―症状は?  

「顔にあるほくろが 徐々に大きくなり、色がまだらで表面がでこぼこと凹凸のある場合、顔に発生する皮膚がんの一種 “基底細胞がん”の可能性があります。紫外線などが原因とされ、 80 %以上が顔に発生し、進行すると潰瘍状になります。転移はまれですが、放置すると深い組織へと浸潤します。まれに色のないシミのような場合もあるので注意が必要です」

―診断方法は?  

「初期はほくろと間違 いやすいですが、ダーマスコープという特殊なルーペで患部を視診し、さらに皮膚の組織検査を行って診断を確定します」

―治療法は?  

「病巣が広がるため、 レーザー手術は避け、外科手術で病巣を取り除き ます。再発防止のためが んの病巣よりも一回り大きく皮膚を切除します。 大きくなると切除する部 分も多くなるので、気になる場合は、早目に皮膚 科の医師に相談を」

20200228立川皮膚科クリニック様_第98回