「第61回類天疱瘡の症状」2017年1月7日号の「リビング多摩」に掲載されました。|立川皮膚科クリニック|立川駅南口徒歩2分の皮膚科クリニック

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医療コラム

「第61回類天疱瘡の症状」2017年1月7日号の「リビング多摩」に掲載されました。|立川皮膚科クリニック|立川駅南口徒歩2分の皮膚科クリニック

「第61回類天疱瘡の症状」2017年1月7日号の「リビング多摩」に掲載されました。

体のあちこちに大きな水疱ができました
類天疱瘡の疑いがあります

全身にかゆみを伴う紅斑ができ、症状が進むと水疱ができる…この症状について、立川皮膚科クリニック・伊東秀記院長にききました。
「自己免疫性水疱症の〝類天疱瘡(るいてんぽうそう)〞の疑いがあります。30 代から発症し、60 歳以上の患者が多いのが特徴です。皮膚の表皮と真皮の境にある基底膜部のタンパク質に対する自己抗体(自分自身を攻撃してしまう抗体)により、皮膚や粘膜に
紅斑・破れ にくい水疱(堅満性水疱)・びらんができる皮膚疾患です。重症例では、
びらんから感染症をおこすこともあります」

―他人に伝染しますか?
「しません。遺伝することもありません」

―診断は?
「皮膚所見と皮膚の組織検査、血液中の抗体検査で診断を確定します」

―治療方法は?
「患部の範囲が狭く、軽症の場合はテトラサイクリンとニコチン酸アミドの内服薬を併用します。効果がない場合にはステロイド内服薬を処方します。
さらに治りにくい場合、ステロイドパルス療法、免疫抑制剤内服、血漿交換療法が必要になる場合があります。軽症のうちに医師に相談を」

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