「第136回 乾癬」 2023年4月28日付 「リビング多摩 」に掲載されました|立川皮膚科クリニック|立川駅南口徒歩2分の皮膚科クリニック

〒190-0023東京都立川市柴崎町2-1-8 立川駅南口メディカルモール3階
042-843-1377
アイコール診療受付 求人情報
ヘッダー画像

医療コラム

「第136回 乾癬」 2023年4月28日付 「リビング多摩 」に掲載されました|立川皮膚科クリニック|立川駅南口徒歩2分の皮膚科クリニック

「第136回 乾癬」 2023年4月28日付 「リビング多摩 」に掲載されました

難治性の慢性皮膚疾患・乾癬に新しい治療薬が登場

新薬で治療の選択肢が増えました

 

 一度発症するとなかなか治らない皮膚疾患・乾癬に、新しい治療薬が登場。そこで、立川皮膚科クリニックの伊東秀記院長(日本皮膚学会認定皮膚科専門医)に聞きました。

―乾癬とは?

 「免疫反応が過敏になり、皮膚細胞が過剰に増殖して島のように赤く盛り上がり、硬くなって表面にフケのようなうろこがついたり、かさぶた状になる皮膚疾患です。症状によっていくつかの型に分類されていますが、一度発症すると、長期にわたって悪化と軽快を繰り返します」

―治療法は?

 「初期なら活性型ビタミンD3やステロイドなどの外用剤が基本。広範囲に現れたり重症になると、免疫抑制薬や経口PDE(ホスホジエステラーゼ)4阻害薬などの内服治療や、ナローバンドUVB、エキシマランプ、エキシマレーザーなどの光線療法、重症例には生物学的製剤を用いた注射療法も近年行われています。

 そして昨年秋には、内服乾癬治療薬としてTYK2阻害薬(デュークラバシチニブ)が、新たに承認されました。これにより、今までの治療では効果が見られなかった難治性病変や、広範囲の病態に使用できるように。乾癬は難治性の慢性皮膚疾患ですが、コントロール可能な疾患であり、症状に応じた全身治療の選択肢が増えています。一人で悩まず、医師に相談して下さい」

 

2023428立川皮膚科クリニック様_第136