「第106回 マスクによる皮膚障害」 2020年10月23日付 「リビング多摩 」に掲載されました|立川皮膚科クリニック|立川駅南口徒歩2分の皮膚科クリニック

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医療コラム

「第106回 マスクによる皮膚障害」 2020年10月23日付 「リビング多摩 」に掲載されました|立川皮膚科クリニック|立川駅南口徒歩2分の皮膚科クリニック

「第106回 マスクによる皮膚障害」 2020年10月23日付 「リビング多摩 」に掲載されました

マスクをし続けていたら顔に湿疹や吹き出物ができました
マスクによる皮膚障害かも知れません

感染症拡大を防ぐため、マスクの着用が勧められているものの、長時間マスクを着用している人の中から、湿疹、吹き出物といった肌荒れを起こして悩んでいるという声も聞かれるようになってきました。この症状について日本皮膚科学会認定皮膚科専門医で立川皮膚科クリニック院長の伊東秀記先生に聞きました。

―マスクによる肌荒れについて教えてください

「マスクを長時間つけることによって起こる症状にはまず、マスクが顔に触れる部分やひひもをかけている耳裏のかぶれがあります。肌にあたっている部分が擦れて炎症を起こします。また、マスク内が呼気で蒸れて開いた毛穴に古い角質などが詰まって、にきびや吹き出物ができやすくなったり、額にも汗と皮脂の分泌過剰と思われる白にきびができることもあります」

―治療について教えてください

「かぶれは抗炎症の外用薬を、症状によってはステロイド外用薬を処方します。にきびは毛穴の詰まりを取る外用薬や抗菌作用がある概要薬を組み合わせて治療します。マスクを着けることによって皮脂分泌量のバランスが崩れ、脂漏性皮膚炎が悪化したり、肝斑が摩擦で悪化するなど、以前からあった症状が進む場合がありますので、まずは皮膚科で相談してください」

20201023立川皮膚科クリニック様_第106回