「第71回血行障害のしもやけ」2017年11月11日号の「リビング多摩」に掲載されました。|立川皮膚科クリニック|立川駅南口徒歩2分の皮膚科クリニック

〒190-0023東京都立川市柴崎町2-1-8 立川駅南口メディカルモール3階
042-843-1377
アイコール診療受付 求人情報
ヘッダー画像

医療コラム

「第71回血行障害のしもやけ」2017年11月11日号の「リビング多摩」に掲載されました。|立川皮膚科クリニック|立川駅南口徒歩2分の皮膚科クリニック

「第71回血行障害のしもやけ」2017年11月11日号の「リビング多摩」に掲載されました。

冬に手足の先がむずかゆく痛みます
血行障害の「しもやけ」と思われます

冬に手や足の先などが 腫れて、かゆみや痛みを伴うことがあります。立川皮膚科クリニックの伊東秀記先生に聞きました。
「低温による血行障害であるしもやけと思われます。別名、凍瘡(とうそう)とも呼ばれ、血管が細い手の指先や足のつま先などの血流が悪くなり炎症がおきたもので、暖かい場所では、かゆみを伴い、寒いところでは痛むのが特徴です。手足や、耳たぶが硬くはれる〝樽柿型〞と赤紫の斑になる〝多形紅斑型〞があります。外気が5度程度で、昼夜の寒暖差が10 度以上ある時期になりやすく、厳冬期よりも初冬や春先などに発症し、患者の多くは子供や女性です」

―治療法は?
「ビタミンEを含んだ飲み薬や塗り薬を処方します。毛細血管を拡張する働きで血行を
改善します。かゆみには抗ヒスタミン剤を処方し、症状が重い場合は、ステロイド外用薬、内服薬を処方します」

―しもやけで気をつけることは?
暖かくなっても症状が続く場合は、膠原病の一種の全身性エリテマトーデス(SLE)やシェーグレン症候群の可能性もあります。血液検査で診断を」

20171111_PDF